婚姻届を書くには何が必要?準備から手続きまで徹底解説!
結婚は人生の大きな節目であり、婚姻届の提出はその第一歩です。しかし、婚姻届の書き方や必要な書類については、初めての方にとってはわかりにくいかもしれません。間違いがあると希望の日に出せないなんてことがあっては困りますね。不安な中でも安心して手続きできるように、入籍日までの流れをしっかりイメージしておきましょう!
今回は婚姻届の提出までに必要な書類や記入の仕方など、徹底解説します!
“入籍日” を決めよう
まずは “入籍日” を決めましょう。その日付が、これからどのように提出まで進めていくかスケジュールを組むための軸となります。
一般的には “入籍日=結婚記念日” とする方が多いです。毎年この日にはお祝いのディナーに行ったり、思い出の場所に出かけたり、この先ずっとこの日が巡ってくるたびに、ふたりの原点を思い返す特別な日になるはず。どのように決めるかはお二人次第です。ふたりにとって特別な日になるように、じっくり考えて決めましょう。
提出したい日が休日であっても、基本的には “夜間・休日窓口” で婚姻届を受理してもらえます。しかし、一部の役所では “夜間・休日窓口” を行なっていなかったり、予約が必要なところもあるようなので、提出する市区町村のホームページなどで確認してから決定しましょう。
先輩夫婦がどのように入籍日を決めたかを参考にしたい方は、以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください!
入籍に必要な書類は?
婚姻届の提出に伴い必要な書類は以下のとおりです。
提出当日までに一式揃えましょう。特に “戸籍謄本” は本籍地でしか発行することができません。郵送でも取得できますが、最低でも2週間はかかると見込んで準備に取り掛かるようにしましょう。
“婚姻届” の入手方法
婚姻届は役所の窓口で入手できます。他にも結婚指輪を購入するとそのブランドのものがもらえたり、好きなキャラクターのものや可愛らしいデザイン、おしゃれなデザインのものなどを、インターネットでダウンロードして印刷したりする方法もあります。提出前に写真を撮ったり、コピーをとって保管したりする場合に備えて、自分たちの好みに合ったものを用意してください。
また、複数人で書きあげるものなので、書き損じに備えて3通ほど用意しておくと安心です。
“婚姻届” の書き方
婚姻届は、全国どこの役所でも同じ書式で発行されています。婚姻届の書き方は、以下のとおりです。
- 1ページ目:氏名・生年月日・住所・戸籍の筆頭者を記入します。
- 2ページ目:婚姻の届出人(夫婦)の氏名・生年月日・住所・婚姻後の氏名を記入します。
- 3ページ目:証人の氏名・生年月日・住所・印鑑を記入します。
婚姻届の書き方に不明な点がある場合は、役所の窓口で記入方法を教えてもらうこともできます。記入漏れや不備があると受理してもらえない場合があるので、届出人本人が正しい内容を書くようにしましょう。
“証人” は誰にする?
婚姻届の証人は、20歳以上の成人で、ふたりの婚姻を承認してくれる人であれば誰でも構いません。
ふたりの希望や考え方に合わせて、自由に決めることができます。
一般的には、両家の両親にお願いするカップルが多いようです。両家の両親にお願いすることで、両家の親族の祝福を得られ、また、婚姻届の提出という記念すべき瞬間を共有することができます。
また、親友や上司、恩師など、ふたりにとって大切な人にお願いするカップルもいます。親友や上司、恩師にお願いすることで、ふたりの結婚を心から祝福してくれる人と一緒に、婚姻届を提出することができます。
婚姻届の証人に関するポイントは以下の記事にまとめてあるので、参考にしてください。
“婚姻届” を提出しよう
いよいよ提出です。必要な書類を一式持って、窓口に行きましょう。役所で婚姻届が受理されると、戸籍が変更されます。必要に応じて “婚姻届受理証明書” を受け取りましょう。
【補足】 “婚姻届受理証明書” とは?
婚姻届が受理されてから新しい戸籍ができるまでの期間に、入籍したことを証明するものとなります。勤め先の会社に提出が必要な場合があるので、わからない場合は総務などに確認をとっておきましょう。
【Q&A】ちょっとした不安を解消
Q1:提出には誰がいく?
A:基本的には二人揃って
基本的には二人揃って提出する夫婦が多いようです。しかし、都合が悪い場合はどちらか一人もしくは代理人の提出でも可能。市区町村によっては郵送やオンラインでの提出も可能になっているので、電話やホームページで確認してみてください。
Q2:婚姻届の提出にかかる時間はどれくらい?
A:スムーズにいけば15〜30分程度
書類の不足・不備の有無や窓口の混雑具合によりますが、スムーズにいけば15〜30分程度で終わります。しかし、窓口は婚姻届の受理以外の業務も兼用している場合が多いので、他の業務に追われている場合もあります。余裕を持って、1時間程度は確保していくと良いでしょう。
Q3:新本籍地はどのように決める?
A:夫の本籍地/実家や二人で暮らし始める(暮らしている)場所
一般的には、結婚したら妻が夫の本籍地にする人が多いようです。
本籍は変更できますが、基本的には頻繁に変更するものではありません。頻繁に転籍をすると、今後過去の自分の戸籍謄本が必要になったときや、将来自分が亡くなって相続の手続きをするときなどに、全ての戸籍を収集しなければならず、面倒な手間が発生してしまいます。
そのため、選択肢としては
- 現住所に置く
- 夫婦いずれかの実家に置く
- 夫婦いずれかの婚姻前と同じ本籍に置く
- 名所などの動かない住所(東京タワー、某テーマパーク、区役所等)に置く
のいずれかになるかと思います。
特にこだわりがないようでしたら戸籍謄本等は本籍地でのみ取得できるため、将来住み続ける所と同じ市区町村、もしくは近くの市区町村にするのが良いでしょう。
まとめ
婚姻届の提出は、人生の新たなステージに進むための大切な手続きです。しっかりと準備し、間違えのないようにスムーズに手続きを進めていきましょう。